2014年9月6日土曜日

第3回 ブラック企業大賞2014 大賞・各賞を発表いたしました


9月6日(土)、ブラック企業大賞2014の授賞式を開催いたしました。
大賞・各賞は以下のとおりと決定いたしました。



●ブラック企業大賞: 株式会社ヤマダ電機

●WEB投票賞 :  株式会社ヤマダ電機

●業界賞
   【アニメ業界】株式会社 A-1 Pictures
  【エステ業界】株式会社 不二ビューティ
                     (たかの友梨ビューティクリニック)

●特別賞 : 東京都議会

●要努力賞 : 株式会社ゼンショーホールディングス(すき家)


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★WEB投票+会場投票の結果★

 1位 ヤマダ電機     5256票
 2位 東京都議会    3207票
 3位 タマホーム     2439票
 4位 リコー       2314票
 5位 秋田書店     1420票
 6位 A-1 Pictures 1130票
 7位 たかの友梨ビューティクリニック 1049票
 8位 大庄       837票
 9位 JR西日本  679票
10位 ゼンショーホールディングス 570票
11位 正智深谷高校&イスト 401票

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本年も多くの方にご注目・ご参加いただきましてありがとうございました。

2014年9月6日


ブラック企業大賞実行委員会






2014年9月2日火曜日

緊急!2社を追加ノミネート企業といたしました。


★ブラック企業大賞2014★
緊急!ノミネート企業2社追加のお知らせ

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 1. 株式会社 不二ビューティ 
  (たかの友梨ビューティクリニック)

 2.株式会社ゼンショー(すき家)


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 ブラック企業大賞実行委員会は、去る7月30日、2014年度のブラック企業大賞のノミネート企業9社を発表し、9月6日(土)の授賞式に向けて準備をすすめております。
 こうした中、授賞式1週間前を切った時点ではありますが、緊急性と重要性をかんがみ上記2社について緊急追加ノミネートとさせていただくことにいたしました。2社が緊急追加ノミネートされる経緯や理由に関しては、下記の「ノミネート理由」をご覧いただければと存じます。
 ノミネート企業発表後に、各社のすさまじい労働環境が改めて社会的なニュースとなったことを受けて議論の末追加ノミネートすることといたしました。その趣旨は、どちらのケースについても会社側からひどい仕打ちを受ける中で声をあげて闘っている当事者を励まし、ブラック企業をなくすための運動をさらに広げるということに他なりません。ぜひご理解いただいた上で、9月6日の授賞式にご参加・ご注目いただければ幸いです。
 なお参加型のウェブ投票につきましても、追加ノミネート2社を加えて投票募集中といたしました。

2014年9月2日

ブラック企業大賞実行委員会



【追加ノミネート理由】

1.株式会社 不二ビューティ(たかの友梨ビューティクリニック)

 「たかの友梨」は、1978年の創業以降全国124店舗を展開、従業員1047人(2013年9月時点)、売上高160億円(同月期)のリーディングカンパニーである。代表取締役の髙野友梨氏は、「カリスマ美容家」として、テレビのバラエティー番組等に数多く出演している。
 しかし、現場で働く従業員の労働環境は過酷なものである。従業員の多くが、1日に12時間程度働かされ、その間休憩をほとんど取れていない。また、休日も規定通りに休めず、有給休暇も取得できない。そうした過重労働にもかかわらず、残業代・休日手当は適切に払われていなかった。
2014年8月、仙台労働基準監督署は、たかの友梨仙台店に対し、タイムカードの記録と警備記録のズレを指摘し、残業代未払い分の精算をすることや、適切に休憩を取れる措置を取ること、有給休暇を労働者の希望通りに取らせることといった、行政指導・勧告を出している。
 ところが、労働組合の公表したところによれば、社長の髙野友梨氏は、労基署に通報した従業員を長時間にわたり「労働基準法にぴったりそろったら、絶対成り立たない。潰れるよ、うち。それで困らない?」などと詰問し、その従業員は精神的ショックで出勤ができなくなってしまったとのことである。しかし、会社はその事実を認めようとしていない。
 今回の労基署による行政指導がなされた事実などが明らかになったので、緊急にノミネートした。



2.株式会社ゼンショーホールディングス(すき家)

 株式会社ゼンショーホールディングスは、日本最大の牛丼チェーン「すき家」を経営する株式会社ゼンショーを含むホールディング企業である。すでに、株式会社ゼンショーは過去2012年度ブラック企業大賞の「ありえないで賞」を受賞している。
 2014年7月31日、ゼンショーホールディングスに宛てた「『すき家』の労働環境改善に関する第三者委員会」の調査報告書が公表された。この「第三者委員会報告書」の内容は、24時間以上の勤務を何回も繰り返す、月の労働時間500時間など、壮絶というべき記述の連続である。これら労働法規違反のオンパレードは、同社がみずからを「ブラック企業である」と言ったに等しい。今後、ブラック企業研究を志す人たちの参照すべき基本資料がゼンショーホールディングスによって提供されたと言っていい。
 この「報告書」発表後、多くのマスメディアも含めて、すき家の労働条件が本当に改善されるのかを注目している。特に、すき家における最悪の労働条件である、深夜の一人勤務(通称:ワンオペ)をなくすのかどうか。ゼンショーホールディングスは、今年の9月末までに全店舗でのワンオペ廃止を表明しているが、ゼンショーは以前にもワンオペ廃止方針を反故にしていることもあり、注目が集
まっている。
「第三者委員会報告書」の公表を受け、その内容の過酷さ・壮絶さからすれば、ブラック企業として十分に要件を充たすことから、緊急にノミネートするものである。

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★ブラック企業大賞2014 ノミネート企業★ 2014年9月2日現在



1.    株式会社 大庄
2.    JR西日本(西日本旅客鉄道株式会社)
3.    株式会社 ヤマダ電機
4.    株式会社 A-1 Pictures
5.    タマホーム株式会社
6.    東京都議会
7.    株式会社リコー
8.    株式会社 秋田書店
9.    学校法人智香寺学園 正智深谷高等学校 & 株式会社 イスト
10.  株式会社 不二ビューティ(たかの友梨ビューティクリニック)★追加ノミネート
11.  株式会社ゼンショーホールディングス(すき家)★追加ノミネート

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